アイコスの最新機種「IQOS ILUMA(アイコスイルマ)」「IQOS ILUMA PRIME(アイコスイルマプライム)」に関して、有害性や健康被害の有無が気になっている人は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、アイコスイルマシリーズには紙巻きタバコに近い有害性があり、紙巻きタバコと同様に赤ちゃんや妊婦の周りで吸うことはおすすめできません。
本記事では、アイコスイルマシリーズの有害性や健康被害を分かりやすく解説するほか、旧型アイコスとヒートスティックを比較した内容もご紹介していますので、ぜひ最後まで参考にしてみてください。
目次
- 1 IQOS ILUMA(アイコスイルマ)とIQOS ILUMA PRIME(アイコスイルマプライム)の副流煙と健康被害の有無
- 2 IQOS ILUMA(アイコスイルマ)・IQOS ILUMA PRIME(アイコスイルマプライム)と旧型アイコスとの有害性の違い
- 3 IQOS ILUMA(アイコスイルマ)・IQOS ILUMA PRIME(アイコスイルマプライム)は同程度の高温加熱
- 4 IQOS ILUMA(アイコスイルマ)・IQOS ILUMA PRIME(アイコスイルマプライム)が子ども・赤ちゃんに及ぼすリスク
- 5 IQOS ILUMA(アイコスイルマ)・IQOS ILUMA PRIME(アイコスイルマプライム)が妊婦さんやお腹の中の赤ちゃんに及ぼすリスク
- 6 【実機レビュー】IQOS ILUMA(アイコスイルマ)・IQOS ILUMA PRIME(アイコスイルマプライム)と旧型アイコスを比較
- 7 IQOS ILUMA(アイコスイルマ)・IQOS ILUMA PRIME(アイコスイルマプライム)が及ぼす赤ちゃんや周りへの健康被害や旧型との比較まとめ
IQOS ILUMA(アイコスイルマ)とIQOS ILUMA PRIME(アイコスイルマプライム)の副流煙と健康被害の有無

IQOS ILUMA(アイコスイルマ)やIQOS ILUMA PRIME(アイコスイルマプライム)は、火を使わずに本体の熱で温めることから、紙巻きタバコのようにタバコの先端から副流煙が出ないほか、灰も発生しません。
しかし、紙巻きタバコと同様にタバコ葉を詰めた「ヒートスティック」を使用するので、ニコチンなどの有害物質は発生します。
つまり、火を使わないことによって灰が出ないといったメリットはありますが、同時にタバコの有害性によるデメリットも存在すると言えるでしょう。
まずはアイコスイルマやアイコスイルマプライムの有害性や健康被害について解説しますので、ぜひご覧ください。
アイコスイルマやアイコスイルマプライムの有害性と健康被害:有害性物質95%低減の実情
アイコスイルマとアイコスイルマプライムについて公式ホームページを確認すると、上記画像のように「有害性成分が95%低減されています」という表記がありますが、これは紙巻きタバコに含まれる一部の成分に関する検証結果であり、紙巻きタバコと比較して5%の有害性成分しか含まれていないという訳ではありません。
実際に紙巻きたばこを比較したデータによると、ホルムアルデヒドは紙巻きたばこの70%以上、ニコチンは紙巻きたばこの80%以上含有されていたため、「95%低減」とは程遠い数値と言えるでしょう。
また、アイコスならではの有害性については明確になっていないため、紙巻きタバコとは異なる有害性があることも考えられます。
アイコスイルマやアイコスイルマプライムの有害性と健康被害:副流煙の代わりに「エアロゾル」が発生する
アイコスイルマやアイコスイルマプライムは、本体の熱でタバコの成分を抽出するアイテムですので、紙タバコのように先端から立ちのぼる副流煙は発生しません。
しかし、あくまでも「紙巻きタバコと同様の副流煙が発生しない」というだけで、空気中に有害成分が全く排出されないわけではありません。
アイコスイルマを始めとする加熱式タバコは、有害成分を含む「エアロゾル」を発生するとされており、目には見えないほどの細かい粒子となってニコチンやホルムアルデヒドなどの有害成分が周りに放出されています。
エアロゾルは煙として目視することができないので、紙巻きたばこの副流煙よりも厄介な存在と言えるかもしれません。
アイコスイルマやアイコスイルマプライムの有害性と健康被害:ニコチンが含まれている
ここまでの項目でもご紹介してきた通り、アイコスイルマやアイコスイルマプライムには有害物質のニコチンが含まれています。
アイコスと紙巻きたばこのニコチン量を比較したデータによると、紙巻きたばこの8割以上の数値が含まれているとされており、「紙巻きタバコに比べて安全」とは言い難いでしょう。
ちなみに、アイコスなどの加熱式タバコと同列で考えられやすい「電子タバコ」ですが、加熱式タバコと電子タバコでは以下のような違いがあります。
電子タバコ:液体を加熱した蒸気を吸う(ニコチンを含まない) ※海外ではニコチン入りもあり
上記をまとめると、加熱式タバコはニコチンが含まれていますが、日本国内で流通している電子タバコはニコチンが含まれていないということになります。
つまり、ニコチンに関する健康被害を懸念するのであれば、電子タバコを選んだ方が良いでしょう。
また加熱式タバコに関しても、燃焼によって発生する一酸化炭素や二酸化炭素は抑えられているので、その点では紙巻きタバコより健康的と言えます。
アイコスイルマやアイコスイルマプライムの有害性と健康被害:タールに似た成分の発生
加熱式タバコの中には「タールゼロ」を謳っている商品が多く、アイコスイルマやアイコスイルマプライムもその例外ではありません。
しかし最近の研究結果によると、アイコスからタールやタールに似た成分が発生しているというデータも発表されており、タールによる健康被害がゼロとは言い切れないのが現状です。
タールの定義は「タバコの煙に含まれる成分のうち、一酸化炭素やガス状成分を除いたもの」ですので、「煙が出ないアイコスからはタールも出ない」という認識が定着しつつありましたが、少なからずタールの健康被害はあると考えておいた方が良いでしょう。
アイコスデバイスにニコチン・タール量の記載がないのは、加熱式タバコのニコチン・タール量について明確な測定法が定められていないからです。
アイコスイルマやアイコスイルマプライムの有害性と健康被害:周りに及ぼす健康被害
アイコスイルマやアイコスイルマプライムを含む加熱式タバコは、煙状の副流煙は発生しないものの、エアロゾルとして副流煙に似た成分が放出されていると考えられています。
つまり「煙が出ないから周りの人は安心」ではなく、一般的な副流煙の健康被害を懸念する必要があると言えるでしょう。
副流煙がもたらす健康被害は下記の通りです。
- がん
- 急性心筋梗塞
- 気管支喘息
- 肺炎
- 狭心症
- 動脈硬化
上記以外にも、まだ明らかになっていない加熱式タバコならではの有害成分による健康被害も懸念されるため、加熱式タバコから副流煙が立ちのぼらないことを理由に「周りに害を与えていない」と考えることは止めましょう。
また、赤ちゃんや小さい子ども、妊娠中の女性がいる家庭においては「加熱式タバコだから室内で吸っても大丈夫」と楽観しないことも大切です。
IQOS ILUMA(アイコスイルマ)・IQOS ILUMA PRIME(アイコスイルマプライム)と旧型アイコスとの有害性の違い

ここまでは、アイコスの副流煙や健康被害といったネガティブな内容を解説してきましたが、アイコスも新商品にアップグレードされるにつれて、健康により配慮された商品が登場しています。
結論から言うと、アイコス4から加熱ブレードが非搭載となりクリーニングが不要になったため、衛生面ではもちろん喫煙時の有害物質を減らすといった意味でも大きく進歩しています。
ここからは、IQOS ILUMA(アイコスイルマ)・IQOS ILUMA PRIME(アイコスイルマプライム)と旧型アイコスとの違いを詳しく解説していきますので、旧型アイコスに苦い思い出がある人も是非ご覧ください。
アイコスイルマ・アイコスイルマプライムと旧型アイコスの違い①:加熱ブレードを搭載していない
アイコスイルマシリーズに進化するにあたって、最も大きな変化は加熱ブレードが搭載されていないことでしょう。
旧型アイコスはヒートスティックを本体の加熱ブレードに刺して喫煙するシステムで、上手く刺さらないことをストレスに感じていた人も多いはずです。
しかし、アイコスイルマシリーズのヒートスティックはヒートスティック側に金属プレートが埋め込まれており、その金属プレートが加熱されることでタバコの成分が抽出されます。
ちなみに、加熱ブレードが無いことによるメリットは下記の通りとなっています。
- 加熱ブレード折れによる故障の心配がない
- メンテナンス不要
- ニオイが少ない
加熱ブレードに関しては、アイコス発売当初は非常に画期的なパーツでしたが、ヒートスティックを刺すときに折れてしまったり、キレイにしておかないと吸い口が焦げ臭くなったりと、何かと課題の多いパーツでもありました。
アイコスイルマシリーズの開発にあたり加熱ブレードが廃止されたことで、故障によるストレスを軽減するほか、本体に残留するタバコ葉による有害性を軽減できたと考えられるので、アイコス史上における革命的な進化と言えるでしょう。
アイコスイルマ・アイコスイルマプライムと旧型アイコスの違い②:クリーニングが不要になった

上の項目でもご紹介した通り、本体の加熱ブレードが無くなったことで、専用ブラシでゴシゴシと磨くクリーニングの手間も省かれています。
ヒートスティックの差込口はシンプルな空洞となっており、「どうしても汚れが気になる」という人も綿棒などで簡単に掃除ができるようになりました。
また、アイコスイルマシリーズのヒートスティックであるTEREA(テリア)は、従来のヒートスティックとは違い先端にフタがされている作りになっているため、本体内にタバコ葉が落ちる心配もありません。
アイコスイルマ・アイコスイルマプライムと旧型アイコスの違い③:ニオイが減少した

加熱ブレードが廃止となったほか、ヒートスティックもフタ付きに刷新したアイコスイルマシリーズですので、ニオイを発する要素が激減しました。
旧型アイコスの場合は本体に搭載された加熱ブレードにタバコ葉が直接触れるため、タバコのニオイが本体に付着しやすく、タバコ葉が本体に落ちることもニオイの要因でした。
そのため、旧型アイコスからアイコスイルマシリーズに買い替えたユーザーからは、本体のニオイの減少や衛生面の向上に関する評価も多く寄せられているようです。
アイコスユーザーの700人以上がアイコスイルマのニオイ減少を実感している
また、多くのアイコスユーザーが、アイコスイルマの方が旧型アイコスよりもニオイが少ないと感じています。出典:IQOS
アイコスイルマ・アイコスイルマプライムは使い勝手と衛生面の両面で進化している
アイコスイルマとアイコスイルマプライムを旧型アイコスと比較したところ、加熱ブレードが搭載されていないことで使い勝手・衛生面ともに大きく向上したと言えるでしょう。
また、ヒートスティックの進化によりタバコ葉が加熱ブレードに焦げ付いたり、差込口に焦げカスが残ることも無くなったため、有害性も軽減されていると考えられます。
アイコスイルマ・アイコスイルマプライムについては、加熱温度や注意点などいくつかの共通点がありますので、以下の項目で確認していきましょう。
IQOS ILUMA(アイコスイルマ)・IQOS ILUMA PRIME(アイコスイルマプライム)は同程度の高温加熱

他の加熱式タバコよりも高い温度に設定されていることから、アイコスならではのタバコ感の強さは「高温でヒートスティックを加熱していること」にあると考えられますが、実際の加熱温度は高いのかが気になるところです。
結論から言うと、IQOS ILUMA(アイコスイルマ)とIQOS ILUMA PRIME(アイコスイルマプライム)の加熱温度については同程度の高温加熱である可能性が高いです。
ここからは、アイコスイルマシリーズの加熱温度や他の加熱式タバコとの温度の違いについて解説していきますので、ぜひご覧ください。
アイコスイルマ・アイコスイルマプライムの加熱温度は非公開
加熱温度を公開している加熱式タバコも多い中、アイコスイルマやアイコスイルマプライムの加熱温度は非公開となっています。
しかし、1つ前のモデルであるアイコス3シリーズの加熱温度が300~350℃ですので、アイコスイルマシリーズも300~350℃に近い数値と考えられます。
また、アイコスイルマシリーズはヒートスティックを加熱するホルダー部分が共通しているため、アイコスイルマとアイコスイルマプライムの加熱温度は同程度と言えるでしょう。
アイコスシリーズと他の加熱式タバコの加熱温度を比較
アイコスシリーズと他の加熱式タバコの加熱温度をまとめた一覧表が下記となっています。
高温加熱式タバコの加熱温度 | |
---|---|
IQOS | ・アイコスイルマ「非公開」 ・アイコスイルマプライム「非公開」 ・アイコス3デュオ「300℃~350℃」 ・アイコス3マルチ「300℃~350℃」 |
glo | ・グローハイパープラス「250℃~270℃」 ・グローハイパー「250℃~260℃」 ・グロープロ「240℃~280℃」 |
Ploom | ・プルームエックス「295℃」 |
上記を見ていただければ分かる通り、アイコスの加熱温度は加熱式タバコの中でもトップクラスです。
加熱温度の高さは吸いごたえを強くする効果もありますが、ニオイ成分や害のある成分を抽出しやすくなることにも繋がりますので、一長一短の特徴と言えるでしょう。
アイコスならではの独特なニオイも、加熱温度の高さが関係していると考えられます。
IQOS ILUMA(アイコスイルマ)・IQOS ILUMA PRIME(アイコスイルマプライム)が子ども・赤ちゃんに及ぼすリスク

IQOS ILUMA(アイコスイルマ)やIQOS ILUMA PRIME(アイコスイルマプライム)は副流煙が出ませんが、子供や赤ちゃんに害は一切無いのでしょうか?
結論から言うと、アイコスイルマシリーズも蒸気やエアロゾルとして害のある成分を発生させるため、子どもや赤ちゃんの近くで吸うべきではありません。
「害が少ない」という謳い文句を真に受けて、赤ちゃんが産まれたことをきっかけに紙巻きタバコから加熱式タバコにシフトする人も居ますが、ニコチンやホルムアルデヒドといった有害物質による健康被害のリスクは同程度と言えるでしょう。
ここからは、アイコスイルマシリーズを使用する際に考えられる子ども・赤ちゃんへの健康被害やリスクについて解説しますので、特に赤ちゃんが居る家庭の人はぜひ参考にしてみてください。
アイコスイルマシリーズが及ぼす子ども・赤ちゃんへのリスク①:ヒートスティック誤飲

赤ちゃんや小さいお子さんが居る家庭でアイコスイルマやアイコスイルマプライムを使用する場合に最も注意するべきポイントは、ヒートスティックを子供の手の届く位置に置かないことです。
タバコ葉が詰まっている従来からのヒートスティックも危険ではありますが、アイコスイルマシリーズ専用のヒートスティックには金属のプレートが内蔵されているため、誤飲してしまう危険性があります。
アイコス従来デバイス専用「マールボロ・ヒーツ」:タバコ葉のみ
本体に加熱ブレードを搭載しなくなった代わりに、ヒートスティック側に金属プレートが埋め込まれる仕様に変更されましたが、却って子どもや赤ちゃんが誤飲した場合の危険度が一気に高まったと言えます。
公式サイトにも「子どもの手の届かない場所で管理してください」という旨の注意書きが何度も書かれているほどですので、子どもや赤ちゃんの周りには絶対置かないようにしましょう。
アイコスイルマシリーズが及ぼす子ども・赤ちゃんへのリスク②:ニコチンや有害成分を含む蒸気
アイコスイルマやアイコスイルマプライムを喫煙する際に、紙巻きタバコのように先端から立ちのぼる煙は出ませんが、加熱時に発生する蒸気にはニコチンなどの有害成分が含まれています。
副流煙とは違って目視しづらいため、子どもや赤ちゃんが知らずのうちにニコチンなどの有害物質を摂取してしまうリスクがあると言えるでしょう。
- 血管収縮
- 血圧上昇
- 頻脈性不整脈
ニコチンによる健康被害は上記の通りで、子どもや赤ちゃんの健やかな成長を妨げるリスクが高いです。
また、大人とは違い基礎疾患を把握していないケースも多いため、有害物質が蓄積することで喘息などの症状を発症する可能性もあります。
赤ちゃんや子どもの未来のためにも、周りに赤ちゃんや子供が居る時は加熱式タバコを吸わないようにしましょう。
IQOS ILUMA(アイコスイルマ)・IQOS ILUMA PRIME(アイコスイルマプライム)が妊婦さんやお腹の中の赤ちゃんに及ぼすリスク

IQOS ILUMA(アイコスイルマ)・IQOS ILUMA PRIME(アイコスイルマプライム)は、妊婦やお腹の中の赤ちゃんに健康被害が生じるリスクが無いのかも気になるところです。
結論から言うと、ニコチンなどの有害物質による健康被害リスクは妊婦さんやお腹の中に居る赤ちゃんにも及ぶと考えて良いでしょう。
ニコチンによって早産などのリスクが上がるとも言われていますので、紙巻きタバコではなくアイコスだから大丈夫ということはありません。
アイコスイルマシリーズが妊婦やお腹の中の赤ちゃんに及ぼすリスク①:受動喫煙による健康被害
紙巻きタバコの受動喫煙による健康被害は度々話題になりますが、受動喫煙に関してはアイコスも同様です。
妊婦さんの近くでアイコスを吸うと、吐き出した呼気を妊婦が吸うことによってニコチンなどの有害物質を摂取してしまいます。
また、子ども・赤ちゃんの項目でも紹介した通り、アイコス本体から立ちのぼる蒸気にもニコチンなどの成分が含まれているため、妊婦さんの近くで吸うことは非常に危険です。
吸わないに越したことはありませんが、もしアイコスを吸う場合は紙巻きタバコと同様のマナーを守って吸いましょう。
アイコスイルマシリーズが妊婦やお腹の中の赤ちゃんに及ぼすリスク②:早産や喘息などのリスク
妊娠中の喫煙や、周りの喫煙者からの受動喫煙がお腹の中の赤ちゃんに及ぼす健康被害は下記の通りです。
- 早産
- 低出生体重
- 胎児の発育遅延
- 喘息
ちなみに、上記の症状は紙巻きタバコの喫煙・受動喫煙によるものですが、アイコスイルマやアイコスイルマプライムのヒートスティックもタバコ葉を詰めたものが使用されているため、紙巻きタバコと同様の健康被害があると考えられます。
早産や低出生体重といった産まれる際の症状だけではなく、有害物質が蓄積することで喘息など健康に影響を及ぼす症状のリスクも高まりますので、妊婦さん本人が吸わないことはもちろん、周囲に居る喫煙者が配慮をすることも大切でしょう。
【実機レビュー】IQOS ILUMA(アイコスイルマ)・IQOS ILUMA PRIME(アイコスイルマプライム)と旧型アイコスを比較

アイコスの最新機種であるIQOS ILUMA(アイコスイルマ)・IQOS ILUMA PRIME(アイコスイルマプライム)と、1つ前の機種であるアイコス3デュオの違いを比較してみましょう。
結論から言うと、アイコスイルマシリーズの発売にあたりヒートスティックが大幅に変更されているので、吸い殻の汚れも気にならず有害性は少ない印象です。
これからアイコスイルマやアイコスイルマプライムを買ってみようと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
アイコスイルマシリーズとアイコス3デュオを比較①:アイコス3デュオのヒートスティック

まずはアイコス3デュオのヒートスティックですが、使用後はヤニ汚れが染み出している状態で、本体にもヤニ汚れが付着することが危惧されます。
また、ヒートスティックの先端部分にフタが無いため、タバコ葉もポロポロと落ちやすいです。
従来のアイコスユーザーにとっては見慣れた吸い殻ではありますが、汚れが本体に蓄積しやすく、さらに蓄積した汚れを加熱された状態で吸うことによって引き起こされる健康被害も懸念されるでしょう。
また、ポロポロと落ちたタバコ葉を赤ちゃんやペットなどが誤食・誤飲する危険性も考えられます。
アイコスイルマシリーズとアイコス3デュオを比較②:アイコスイルマシリーズのヒートスティック

続いては、アイコスイルマとアイコスイルマプライムに共通するヒートスティック「TEREA(テリア)」です。
画像の通り、旧型アイコスのヒートスティックのようなヤニ汚れは見られず、未使用と見間違うほどのキレイな外観を保っています。
また、先端にフタがされているため、使用前・使用後ともにタバコ葉が床に落ちるリスクもありません。
「ヒートスティックからヤニ汚れが染み出さない」「タバコ葉が落ちない」という2点から、アイコスイルマシリーズがクリーニング不要という点にも頷けます。
【比較結果】アイコスイルマシリーズの方が清潔で健康被害リスクも少ない

旧型のアイコス3デュオと最新機種のアイコスイルマシリーズのヒートスティックを画像付きで比較しましたが、アイコスイルマシリーズの方が格段に清潔で、健康被害のリスクが少ないと言えそうです。
しかし、吸いごたえはアイコス3デュオの方が香ばしく強い吸いごたえを体感できるため、加熱ブレード搭載機種ならではのメリットもあると考えられます。
しかし、アイコスイルマシリーズには「クリーニング不要」というアイコスユーザーにとって革新的なメリットもありますので、日々使用する上ではアイコスイルマシリーズに利便性を感じることが多いでしょう。
IQOS ILUMA(アイコスイルマ)・IQOS ILUMA PRIME(アイコスイルマプライム)が及ぼす赤ちゃんや周りへの健康被害や旧型との比較まとめ
IQOS ILUMA(アイコスイルマ)とIQOS ILUMA PRIME(アイコスイルマプライム)について、周囲に与える健康被害や旧型アイコスとの比較を中心に解説してきました。
アイコスには副流煙はありませんが、加熱時に発生する蒸気にニコチンなどの有害成分が含まれるため、特に赤ちゃんや妊婦さんの周りで吸うことは止めましょう。
加熱ブレードの非搭載やクリーニング不要など、これまでのアイコスには無かった画期的なシステムを取り入れたアイコスイルマシリーズですが、その反面でヒートスティック誤飲の危険性があることも覚えておくべきポイントです。
また、アイコス特有の健康被害も明確にされていないため、「紙巻きタバコよりは健康的」と過信しないことが大切でしょう。
