Air mini(エアーミニ)はニコチン・タールゼロが特徴の持ち運びシーシャですが「有害性や健康被害はあるの?」と気になる方は多いかと思います。
エアーミニの有害性と健康被害について結論を先に言いますと、主成分は天然植物で作られており、断定的ではないものの健康被害がある可能性はありますが、紙巻きタバコよりも安全性の高い電子タバコです。
体質や吸い方によっても異なりますが利用に関して気を付ける点や、有害性・健康被害について詳しく解説しているのでご覧ください。
目次
Air mini(エアーミニ)の健康被害について解説
Air mini(エアーミニ)の健康被害については、具体的な事は明らかにはされていませんが、エアーミニと同じニコチン・タールゼロの電子タバコやVAPEを用いた健康被害についての研究を調査しました。
電子タバコに関する研究者の声や認識しておくべきポイントもまとめているのでご覧ください。
エアーミニの健康被害について考える
エアーミニはニコチン・タールも含まず主な成分は天然植物など安全性の高いものになっていますが、健康被害は実際にあるのでしょうか?
基本的には紙巻きタバコや加熱式タバコと比較しても安全性は高いと言えるので、これまで従来のタバコ製品で特に健康被害が無かった方は特に問題はありません。
しかし、吸引する事や肺に入れる事で不調が出る方もいますし、妊婦中の方・授乳中の方・妊娠を計画中の方・未成年・幼児は利用する事ができません。
安全でも基本的なルールは他のタバコ類同様なので、正しく利用するようにしてください。
エアーミニの有害性を調査1:加熱することで有害物質が発生する可能性がある
エアーミニはタバコ葉を燃やさないといった特徴がありますが、リキッドを加熱する電子タバコについて国立保健医療科学院が調査を行いました。
そこで、リキッドの加熱によって蒸気になる過程で、アセトアルデヒドやホルムアルデヒドなどの発がん性物質が発生するものがあると報告しています。
この研究では対象がニコチンを含んだ電子タバコなのでエアーミニは該当しませんが、ニコチン・タールゼロの電子タバコで加熱した蒸気も有害な可能性があり研究が進められている模様です。
ニコチンの有無以前に電子タバコにこのような有害物質が発生する可能性はあると理解しておく事が大切であると言えます。
エアーミニの有害性を調査2:ニコチン・タールゼロでも健康に影響は出るとの報告
米国のペンシルベニア大学医学部でニコチンを含まない電子タバコの健康への影響について研究結果を発表しました。
31人の非喫煙者にニコチン・タールを含まない電子タバコを吸入してもらいMRI検査を行う実験で、脚の大動脈の血流が悪くなり、血管の内側にある細胞に悪い影響を与えている事がわかっています。
こちらの研究でも、先ほどご説明した様に加熱して蒸気にすることで主成分が有害物質に変わると報告されており、継続的な使用は健康へ大きな影響を与える可能性があるという発表でした。
持ち運びシーシャも紙巻きタバコと比べ安全性が高く有害成分は含まれていないものの、無理な使用は加熱温度を高めて有害物質が発生してしまう可能性もあるので、適度な使用を意識する必要があります。
エアーミニの有害性を調査3:マウス実験では免疫機能の低下が報告されている
米国の医学誌Journal of Clinical Investigationで報告された研究で、ニコチンを含まない電子タバコの蒸気を吸ったマウスに重い症状が出ている事が発表されています。
その症状とは、肺の免疫細胞が変質してしまい、細菌から守る免疫機能が不全に陥った状態である事が確認されました。
具体的に体内で何が起きているのかは調査中とのことですが、肺の保護機能が損なわれているのは確かであると分かっています。
近頃では多くの研究機関で電子タバコは感染症になりやすく、症状を悪化させるといった発表が増えており、今後さらに具体的な発表が出てくるでしょう。
研究機関の電子タバコの安全性に関する見解

世界の多くの研究機関によって無添加の電子タバコの健康への影響や危険性を示唆されていますが、英国のイングランド公衆衛生庁の電子タバコに関する調査報告書では「通常の紙巻きタバコよりも害が少ない」との声明を明らかにしています。
また、同国のバーミンガム大学で実験研究を行い肺の機能不全を確認し、発表した David R Thickett教授も「紙巻きタバコと比較すると安全だけれど、長期的な使用は有害な可能性がある」と発言しました。
調査機関では研究自体が初期段階である為、確実な安全性は確認できないものの紙巻きタバコよりは安全とし、100%の安全性は疑う事が必要と報告しています。
エアーミニ(ニコチン・タールゼロの電子タバコ)の健康被害に関するまとめ
各機関の研究結果や研究者の見解を踏まえ、健康被害の調査について簡単にまとめました。
- 免疫低下や血流への影響など健康被害がある可能性はある
- マウスを用いた実験も多く、影響が全て当てはまる訳ではない
- 電子タバコは紙巻きタバコよりは安全
- 長期間の使用は健康リスクがある
- リスクがある可能性を踏まえて利用する事
いずれもメーカー非公開のニコチン・タールゼロの電子タバコなので、エアーミニの直接的な健康被害ではありませんが、調査機関の見解にもあるようにリスクの可能性を理解して利用しましょう。
Air mini(エアーミニ)のニコチン・タールなどの成分や有害性を調査

Air mini(エアーミニ)に含まれるニコチン・タールや主成分と安全性について調査してみました。
本格的な据え置き型のシーシャはニコチン・タールに関して多いとも少ないとも言われていますが、ニコチン・タールゼロの持ち運びシーシャはどのような成分が含まれているのか見ていきましょう。
エアーミニは本当に有害性ゼロ?他のタバコとの違いについて
持ち運びシーシャのエアーミニはVAPEに分類されており、シーシャ同様にフレーバーの蒸気を楽しめるのが特徴です。
紙巻きタバコや加熱式タバコとの違いはタバコ葉を燃やさず、ニコチン・タールを全く含んでいないという点で、紙巻きタバコと比べて有害性は低いと言えるでしょう。
公式サイトでも健康への影響については以下のように記載されています。
Air mini はタバコ葉を使用せず、燃焼もさせません。つまり、タバコではございません。
妊娠又は将来的に計画している、及び授乳中の方はご利用をお控えください。
出典:Air mini
有害性ゼロといっても他のタバコ類と同じように正しいルールを守って利用しましょう。
持ち運びシーシャであるエアーミニの主成分は有害性が無い

エアーミニのフレーバーリキッドに含まれている成分は以下の3つになっています。
- 植物性グリセリン(ヤシ油やパーム油などの天然植物原料成分)
- プロピレングリコール(保湿作用のある添加物で食品に使用される)
- 香料
エアーミニ含むVAPEには紙巻きタバコや加熱式タバコに含まれる三大有害物質(ニコチン・タール・一酸化炭素)が含まれていないので、従来のタバコ製品よりも安全性は高いと言えます。
持ち運びシーシャの肺喫煙は害がある?安全性と成分の関係
一般的に紙巻きタバコや加熱式タバコ類は肺喫煙をする人も多いかと思いますが、エアーミニはそもそもタバコ葉を燃焼させないので、煙ではなく蒸気になります。
蒸気は肺喫煙しても大丈夫なのかと不安に感じるかもしれませんが、先ほどご紹介した内容成分は食品に使用されている天然成分が主なので問題はありません。
とはいっても、誰もが100%安全という事ではなく、例えば内容成分のような天然植物等にアレルギーをお持ちの方や呼吸器に疾患のある方などは、ご利用前に成分の確認や専門医への相談をしてください。
エアーミニはタバコ類の中では有害性が低い
エアーミニは他の紙巻きタバコや加熱式タバコと比較しても主成分が天然性のもので、煙ではなく蒸気で加熱温度も固定されている構造から、適切に利用すれば安全性が非常に高いと言えます。
もちろん健康リスクに関しては絶対とは言い切れませんが、エアーミニに限らず吸入・喫煙自体が少なくともリスクを伴うのが大前提です。
有害性については少しでもリスクを抑えて喫煙したい方にとって、エアーミニは非常におすすめの電子タバコとなります。
Air mini(エアーミニ)の有害性が低くても考えられる健康被害は?

基本的にはAir mini(エアーミニ)含む電子タバコは、有害成分が低くてもまだまだ健康への影響について明らかになっていない限りは絶対安全とは言えません。
年々電子タバコも安全性を意識して製造されているものが多いですが、もちろん紙巻きタバコや加熱式タバコなど喫煙者の方も、ある程度はリスクを認識して利用しているかと思います。
ここからは、エアーミニ含むニコチン・タールゼロの電子タバコに関する「有害性が低くても起こりうる健康被害」を解説していきます。
有害性が低くてもあり得るエアーミニの健康被害1:咽頭・喉頭・口唇の癌
日常的に喫煙の習慣がある方や長期間喫煙してきた方が起こりうる病気です。
ニコチン・タールゼロであっても炎症を引き起こす可能性はあり、電子タバコ以外にも無煙タバコでも発生する可能性があるとされています。
早期に発見する事ができれば治癒できるものも多いので「何だか喉の調子がおかしい・吸い始めてから口内に違和感がある」など異変を感じた場合は受診する事をおすすめします。
有害性が低くてもあり得るエアーミニの健康被害2:ドライマウス(口腔乾燥症)
口の中が乾きやすく、舌がヒリヒリするような痛みがある場合はドライマウスである可能性があります。
電子タバコを吸っていて舌がピリピリする症状は舌痛症と呼ばれ、ドライマウスでなくても発生する事がありますが、ほとんどの場合神経過敏が原因なので特に心配はありません。
食事や会話など日常生活に支障が出たり、電子タバコを吸う事で強い痛みや乾燥を感じる場合は受診しましょう。
有害性が低くてもあり得るエアーミニの健康被害3:感染症
日本禁煙学会が公表している資料によれば、電子タバコ利用者は非利用者の5倍感染リスクが高いと伝えられています。
その他にも、保健指導リソースガイドによるとJournal of Primary Care & Community Healthで掲載されている研究結果として、電子タバコの利用で肺にダメージを受け炎症を起こしやすくなる事で、感染症による頭痛・胸痛・筋肉痛などの症状を悪化させる可能性があると発表しました。
電子タバコに限らず吸引時に胸に痛みを感じやすい方、不安な方は屋外での喫煙にはくれぐれも注意しましょう。
有害性が低くてもあり得るエアーミニの健康被害4:COPD
COPDは慢性気管支炎と肺気腫の2つの病気を指し、咳・息切れ・痰・呼吸困難などの症状がある病気で、タバコ病とも呼ばれています。
喫煙者だけがCOPDになる訳ではなく、過去に喫煙していた方や副流煙でもなり得る病気で、慢性的な気管支の炎症や肺胞の破壊など非常に重い病気です。
紙巻きタバコだけのように感じますが、これには加熱式タバコやニコチン・タールゼロの電子タバコも該当する可能性があると言われ、リキッドを加熱して発生する蒸気に有害物質が生じる可能性があると言われています。
有害性が低くてもあり得るエアーミニの健康被害5:肺障害・肺炎
肺障害・肺炎に関しては非常に多くの症状があり、様々な症状が広範囲に広がるびまん性肺胞障害やアレルギー性の急性好酸球性肺炎、過敏性肺臓炎など非常に沢山あります。
いずれも米国での事例として電子タバコが原因の発症と言われていますが、原因物質が未だ断定されていないという事です。
特に米国ではニコチンを含む電子タバコが多く、若年層が主であったためエアーミニとの比較は難しいですが、国内の医療機関では注意すべきとしています。
Air mini(エアーミニ)の健康被害に関する注意点
Air mini(エアーミニ)はニコチン・タールゼロですが「本当は有害ではないの?」と安全性が気になっている方は少なくありません。
ここまでニコチン・タールゼロの電子タバコに関する様々な研究結果や考えられる健康被害をご紹介しましたが、その他に気を付ける事や病気以外の理由で健康に影響する原因をご紹介していきます。
エアーミニの健康被害や有害性が気になる方が意識するべき事
エアーミニなどの電子タバコや加熱式タバコなどタバコ製品の有害性に関しては、成分に関する有害性の高さは異なるものの、何より利用者が適度な量で正しい使用をする事が1番大切です。
安全性が高くても100%ではない製品に対して、無理な連続使用や体調不良時の使用などを続けていれば、どのような製品であっても体に良い影響を与えません。
「吸いたいけど安全なのが良い」これは誰もが希望する事ですが、喫煙を安全に楽しみたいのであれば主成分や自分に合った喫煙方法など慎重に選び、まずは試してみる事から始めましょう。
体調不良中のエアーミニの使用は害になる可能性
体調不良中のエアーミニの使用に関しては、エアーミニに限らず使用を辞めるようにしましょう。
身体の免疫力が落ちている時に使用すると、肺や喉など炎症が起きる可能性があり、空気中の細菌が体内に入り込むと悪化する事が考えられます。
先ほどご説明した健康被害の感染症と同じような理由があり、特に人の多い場所や屋外では他の病気にも感染するリスクがあるので危険です。
体調が悪くても吸いたいと思っていても、少しでも不調を感じた場合は必ず使用を辞めましょう。
エアーミニを妊娠中の方や児童が利用できない理由と有害性
妊娠中や児童の利用について紙巻きタバコや加熱式タバコはもちろんですが、エアーミニ等のVAPEや電子タバコは「有害性が低いのに吸えないの?」と感じた方も多いかと思います。
近頃ではニコチン・タールゼロのタバコは沢山販売されていますが、主成分であるプロピレン・グリコールや香料、植物性グリセリンは癌の危険性は低いと言われています。
しかし、児童の成長期や胎児など体への影響で不明な点が多いというのが問題です。
成長に影響する可能性があるので使用は避けるべき
母体からの影響を受けやすい胎児や発育中・成長期の児童の身体は非常にデリケートなので、どのような影響を与えるのか想定できていないという理由があります。
そういった理由から健康被害が無いといっても、あくまでも妊娠していないまたは成人しているという前提があり、該当者はできる限りリスクを避ける為に利用すべきではありません。
有害成分以外でエアーミニのフレーバーが身体に合わない場合もある
エアーミニ含む電子タバコといっても多くの種類があり、成分を公表していてもわずかな香料の成分によって症状が現れる方もいます。
また、電子タバコ特有の蒸気に弱い方や呼吸器官の弱い方など体質によっても症状が出るか出ないかは大きく異なるという事を認識しておくと良いでしょう。
電子タバコも様々なテストを通過して製品化されているので、安全性の高い製品が多いですが「健康に関して気にはなっているけど吸いたい」という方は、少量から試してみてください。
エアーミニの健康被害や有害性を調査!持ち運びシーシャの害まとめ
持ち運びシーシャのエアーミニの健康被害や有害性について詳しくご紹介しました。
調査結果としては健康被害の可能性はありますが、エアーミニも従来の紙巻きタバコよりは安全である事がわかります。
据え置きタイプのシーシャも有害性について色々な意見がありますが、持ち運びシーシャと共通するのは正しい認識と適切な使用方法が大切であるという事です。
気軽に楽しむ為にも、今回の記事でご紹介した健康被害のポイントをしっかりと認識しておく事こそが重要なのだと言えます。
