タバコが水に濡れたら、「もう吸えない」とあきらめてしまう方も多いのではないでしょうか?
濡れたタバコや湿気たタバコでも吸える状態まで復活させる方法はあり、本記事では電子レンジやドライヤーに乾燥剤など、家にあるもので濡れたタバコや湿気たタバコを復活させる4つの方法をご紹介します。
また、復活させたタバコがまずいと言われる理由や有害性についても解説していますので、タバコの水没や湿気などのトラブルを起こしがちな人は、濡れたタバコを捨ててしまう前にぜひ最後までご覧ください。
目次
濡れたタバコを吸える状態に復活させる2つの方法

まずは、濡れたタバコを簡単に復活させる方法を2種類紹介していきましょう。
電子レンジや手巻きタバコ用の巻紙を使用して復活させる方法となっており、巻紙の交換方法については参考動画を挟みつつ解説しています。
ここでご紹介する2つの方法は紙巻きタバコの復活方法ですので、アイコスのヒートスティックでは行わないように注意してください。
また、復活させる作業の際は水に溶けだしたニコチンの成分が手に付着しないように、ビニール手袋などを着用して行うようにしましょう。
濡れたタバコを復活させる方法1つ目:電子レンジで温める
濡れたタバコを復活させる方法の1つ目は、電子レンジで温める方法です。
タバコの形をしっかり保っている場合に限られますが、あらかじめキッチンペーパーなどで水気を取ったタバコを耐熱皿に載せて、10~30秒ずつ様子を見ながら温めると吸える状態に復活させられます。
しかし、温めすぎるとタバコが焦げてしまうリスクもありますので、「時間を細かく設定すること」「温めている最中は目を離さないこと」が大切です。
新型アイコス専用のテリア・センティアのヒートスティックにはステンレス製の金属片が内蔵されているため、決して電子レンジで温めてはいけません。
種類 | 電子レンジ加熱 |
---|---|
紙巻きタバコ | 〇 |
新型アイコス テリア・センティア |
× |
旧型アイコス マルボーロヒートスティック ヒーツ |
〇 |
濡れたタバコを復活させる方法2つ目:新しい巻紙で巻き直す
濡れたタバコを復活させる方法の2つ目は、手巻きタバコ用の巻紙で巻き直す方法です。
濡れたタバコは巻紙が傷んでいることも多く、ただ乾燥させただけの場合は火を点けたときに崩れてしまうリスクがあります。
そのため、一度タバコを分解して葉だけを取り出して、新しい巻紙で巻き直すことで吸える状態まで復活させることが可能です。
しかし、特殊な巻き方を採用しているアイコス専用のヒートスティックは巻紙で復活させることはできないので、アイコスのヒートスティックが濡れた場合は無理に復活させようとせずに捨てるようにしましょう。
紙巻きタバコの巻紙を交換する方法を動画で分かりやすく解説
ここでは、タバコを巻紙で巻く方法を動画で解説していきます。用意するものはフィルターと巻紙で、それぞれ手巻きタバコを扱っているタバコ屋であれば手に入ります。
巻紙は新聞紙程度の厚さの紙でも代用でき、フィルターはコットンとストローなどでも代用可能です。ただ、元のタバコの美味しさや吸い心地を損なう可能性が高いので、市販のフィルターと巻紙を使用する方が良いでしょう。
普段から手巻きタバコを愛用している人以外には馴染みの薄い方法かと思いますので、ここでご紹介する動画を見ておくことでタバコが濡れた際にもスムーズに復活させられるでしょう。
上記の動画は、紙巻きタバコを手巻きする方法を紹介しているもので、上手く仕上げるためには多少の慣れが必要になります。
そのため、初心者でも簡単にタバコを復活させる方法としては、タバコローラーなどの機具と巻紙・フィルターがセットになった手巻きキットがおすすめです。
下記の動画では、タバコローラーを使用した巻き方を紹介しています。
タバコローラーには自動・手動を始めとして様々な種類があるため、商品によっては上記の動画の方法と異なる場合もありますが、手巻きと比較すると格段に簡単でキレイに仕上がります。
フィルターと巻紙もセットになった手巻きタバコキットも1,000円前後で手に入るので、興味がある人は手に入れるのも良いでしょう。
湿気たタバコを吸える状態に復活させる2つの方法

続いては、水で濡れたというほどではないものの、湿気た状態のタバコを吸える状態に復活させる方法を紹介していきます。
この方法はアイコスなどのヒートスティックにも適用できますので、アイコス派の人にもおすすめです。
「ドライヤーをかけるだけ」「乾燥剤の入った容器に入れておくだけ」など、自宅にある物でできるシンプルな方法ですので、覚えておけば役立つことは間違いありません。
湿気たタバコやヒートスティックをゴミ箱に捨てる前に、ぜひここでご紹介する方法をお試しください。
湿気たタバコを復活させる方法1つ目:乾燥剤を使う
湿気たタバコを復活させる方法の1つ目は、乾燥剤を使う方法です。
手順はとても簡単で、密閉容器に乾燥剤と湿気たタバコを入れて放置するだけで復活させられます。乾燥剤の種類に関しては、衣類用などの市販のものがベストですが、お菓子の乾燥剤でも問題ありません。
タバコにとって好ましい湿度は70%ほどとされており、この方法を使えば乾燥させすぎずに吸える状態にまで戻すことが可能です。
密閉容器で放置する時間は1~2日程度が目安で、途中で乾燥剤を交換する手間も必要ありません。
湿気たタバコを復活させる方法2つ目:ドライヤーの風に当てる
湿気たタバコを復活させる方法の2つ目は、ドライヤーの風に当てる方法です。
こちらも手順は簡単で、湿気たタバコにドライヤーの温風を当てて乾かすだけで復活させられます。乾燥剤と違って放っておくだけで復活とまではいきませんが、短時間で吸える状態に戻したいならドライヤーの方がおすすめです。
ドライヤーの温風で乾かす場合は、外側だけが乾いて内側は湿気たままの状態になる可能性も高いため、タバコの感触を確かめながら乾かすことが大切です。手で持って乾燥させる際は、ドライヤーの温風で火傷しないように注意しましょう。
濡れたタバコ・湿気たタバコを復活させたものはまずい?2つの理由と対策を紹介

ここまで水に濡れたタバコや湿気たタバコを復活させる方法を解説してきましたが、一度濡れた後で乾燥させたタバコはまずいという噂もあります。
「まずい」と感じる理由としては、水分によって味が薄まってしまうことと、乾燥させすぎて辛味や苦みが強くなってしまうことが考えられます。
ここでは、まずいタバコになってしまう2つの理由と対策について分かりやすく解説していきますので、できるだけ美味しく吸えるタバコに復活させるための参考にしてみてください。
まずいタバコになる理由1つ目:濡れたり湿気たりしたタバコは味が薄まる
一度濡れたり湿気たりしたタバコは、水分によって味が薄まってしまいます。
特に、水に濡れた場合はタバコの成分が流れ出る可能性が高くなるため、復活させたときに「まずい」など味に違和感を感じやすくなることが考えられるでしょう。
また、ドライヤー・電子レンジなどによる急速な乾燥は、味が流れ出たままの状態で乾いてしまいますので、元のタバコよりも味が薄くなりやすい傾向があります。
そのため、時間が許す場合は乾燥剤でじっくりと乾燥させることでタバコの成分が留まりやすくなりますので、できるだけ美味しく吸えるタバコに戻したいなら乾燥剤を使った方法がおすすめです。
まずいタバコになる理由2つ目:タバコを乾燥させすぎると辛味や苦みが強くなる
湿気たタバコの復活方法の項目でも書いたとおり、タバコは乾燥しすぎると辛味や苦みが強くなるため、「まずい」と感じる可能性が高くなります。
タバコは湿度によって吸い心地や風味が変わり、湿度70%ほどが甘みや香りを最も感じやすいとされているので、濡れたり湿気たりしたタバコを乾かす際は、ほどよい湿度を残すことがポイントです。
特に、ドライヤーや電子レンジは過度な乾燥を招きやすいため、こまめに様子を見ながら乾かしましょう。
せっかく吸えるように復活させても、美味しくなければタバコを吸う意義も半減しますので、乾かしすぎないことが大切です。
濡れたタバコ・湿気たタバコを復活させたものには有害性がある?

濡れたタバコや湿気たタバコを復活させたときの味も大切ですが、体に害があるかどうかも気になるところです。
「水分とニコチンが合わさることで有害物質が発生するのでは?」「乾燥させる時に有害物質が発生するのでは?」と危惧する人もいるでしょう。
結論から言うと、濡れたタバコや湿気たタバコを乾燥させて吸っても普通のタバコと同程度の有害性しかありませんが、ニコチンが溶け出した水を飲むことで最悪死に繋がる可能性があります。
ここでは、ニコチン水溶液の有害性や、リスクを避けるためのタバコの復活方法について解説しておきましょう。
ニコチンが溶け出した水を経口摂取すると死亡するリスクがある
ニコチンには水に溶けやすい性質があり、タバコを水に浸すと約30分ほどでニコチンが全て溶け出すとされています。
また、ニコチンが溶け出した水を誤って飲んだ場合は、死に至る中毒症状を引き起こす可能性が高いとも言われています。
濡れたタバコを乾かす際に飲むほどのニコチン水溶液が発生するとは考えづらいですが、水に濡れたときにフィルターまで濡れた場合や、フィルターが付いていない両切りのタバコの場合は、経口摂取による健康被害のリスクが高まるため注意が必要です。
濡れたタバコを復活させるなら新しいフィルター・巻紙に交換した方が安全
水に濡れたタバコはニコチン水溶液がフィルターまで届いてしまう可能性が高いため、新しいフィルターと巻紙に交換して復活させる方が安心して吸えます。
手巻きタバコキットを使用すれば、初心者でも吸える状態には復活できるので、自宅に備えておくと良いでしょう。
キットを使用しての交換の際は、タバコ葉をしっかり乾燥させて、ビニール手袋などを使用してニコチンが手に付着するリスクを最大限少なくすることが大切です。
濡れたタバコの項目でも書きましたが、アイコスなどのヒートスティックは分解・巻き直しができないので、ヒートスティックが濡れた場合は諦めて捨てましょう。
濡れたタバコ・湿気たタバコを復活させる方法や味・健康に及ぼす影響まとめ
濡れたり湿気たりしたタバコは身近にある物で吸える状態にまで復活できるものの、味は元のタバコより味気ないものになったり、乾燥方法によっては苦み辛味が強まることでまずいと感じやすいです。
ただ、タバコの味自体は薄まったとしてもタバコに含まれるニコチン・タール量に変化はないので、「味が薄い=健康被害が抑えられる」という事ではないのでご注意ください。
濡れたり湿気たりしたタバコは、味が落ちてしまったりニコチン液を経口摂取してしまう危険性があるので、なるべく買い替えることをおすすめします。
