キャンプの焚き火やタバコを吸う時など、火を使いたい時に限って手持ちのライターが上手く着火せず困ってしまったという経験をお持ちの方も少なくないでしょう。
結論から言うと、100円ライターやターボライターがつかない原因は複数あり、それぞれの原因に適切に対処することで復活する可能性があります。
この記事では100円ライターやターボライターがつかない原因と対処法・復活方法のほか、使い切ったライターの捨て方についてもご紹介するので、お困りの方はぜひ参考にしてみてください。
目次
100円ライターやターボライターがつかない原因を詳しく解説

タバコを吸いたい時やキャンプ中など、肝心な時に100円ライターやターボライターの火がつかないことで焦ってしまった経験はありませんか?
なぜライターの火がつかないのかを調査したところ、大きく分けて5つの原因が考えられることが分かりました。
まずは100円ライターやターボライターがつかない原因について詳しく解説していきます。
- 気温が低い
- 風が強い
- ノズルの目詰まり
- ガス切れ
- ライターの故障・劣化
100円ライターやターボライターがつかない原因:気温が低い
100円ライターやターボライターがつかない原因1つ目は気温が低いことです。
気温が低い状態だとライターの内部圧力が低下したりガスが気化しにくくなることから、冬にライターをつけようとしてもなかなか着火しないことがあります。
夏だとライターの圧力が高まるため着火しやすく、冬よりも大きな火柱が立つのが特徴と言えるでしょう。
100円ライターやターボライターがつかない原因:風が強い
100円ライターやターボライターがつかない原因2つ目は風が強いことです。
風が強い日に屋外でライターをつけようとすると、ガスが風に煽られて消えてしまうことから、なかなか着火しません。
風が強いせいでライターの火がつかなかったという経験がある方はかなり多いのではないでしょうか。
100円ライターやターボライターがつかない原因:ノズルの目詰まり
100円ライターやターボライターがつかない原因3つ目はノズルの目詰まりです。
ライターのガスが出るノズル部分にホコリやゴミが詰まっているとガスが出づらいため、全く着火できなかったりタバコに火がつけられない程の小さな火柱しか立たないことがあります。
購入してから長い期間使用していなかった100円ライターや、ターボライターで火をつけようとする時に起こりやすい現象と言えるでしょう。
100円ライターやターボライターがつかない原因:ガス切れ
100円ライターやターボライターがつかない原因4つ目はガス切れです。
ライターの燃料はガスやオイルなので、100円ライターやターボライターがガス切れしていれば当然着火することはできません。
火がつかない時に本体の故障を真っ先に疑う方も多いですが、そもそも燃料が入っていないというケースも珍しくないので最初に確認してみてください。
100円ライターやターボライターがつかない原因:ライターの故障・劣化
100円ライターやターボライターがつかない原因5つ目はライターの故障・劣化です。
ライターが着火する仕組みはタイプにより異なりますが、火をつけるための部品が摩耗したり劣化していることが原因となっているケースも少なくありません。
落下してライター本体にダメージが入ったり、着火の動作が強すぎたりすると起こりやすくなる現象なので、ライターに必要以上の負荷を与えないように注意しましょう。
買ったばかりの100円ライターがつかない場合の対処法・復活方法をご紹介

しばらく使用していないライターや逆に長く使用していた100円ライターがつかない場合は、ある程度諦めもつくでしょう。
しかし、買ったばかりの100円ライターがつかないとなると初期不良を疑いたくなりますし、何よりお金がもったいないので何とか着火できる状態にしたいところです。
ここからは、買ったばかりの100円ライターがつかない時の4つの対処法・復活方法をご紹介するので、お困りの際はぜひ参考にしてみてください。
- ライターを温める
- 風を避けて着火
- ノズルを掃除する
- 新品に買い替える
100円ライターがつかない場合の対処法・復活方法:ライターを温める
100円ライターがつかない場合の対処法・復活方法1つ目はライターを温める方法です。
気温の低下がライターが着火しない原因になることを記事内でご紹介しましたが、しばらくライターを手で握ったりポケットの中で温めることによって火がつきやすくなる可能性があります。
しかし早く火をつけたいからと言って電子レンジで温めたり、炎天下やキャンプの焚き火近くに放置したりすると火事になるおそれがあるため、人肌以上の温度で温めることは避けてください。
100円ライターがつかない場合の対処法・復活方法:風を避けて着火
100円ライターがつかない場合の対処法・復活方法2つ目は風を避けて着火する方法です。
風のせいでライターの火がつかない場合は風が吹いてくる方向を背にして自分が壁になるようにしたり、手でライターを覆ったりすることで着火できます。
火事の危険性がない場所であることが前提ですが、屋内に移動して着火するのも手段のひとつなので、防風対策を行った上で着火できるかを試してみてください。
100円ライターがつかない場合の対処法・復活方法:ノズルを掃除する
100円ライターがつかない場合の対処法・復活方法3つ目はノズルを掃除する方法です。
手元に爪楊枝や針金など細い道具があれば、ノズル部分に詰まっているゴミやオイルの塊を掻き出すことで着火できる可能性があります。
ゴミを除去できる細い道具がない場合、ライターを手に持って振ると詰まりが取れて着火できることもあるので、試してみてください。
100円ライターがつかない場合の対処法・復活方法:新品に買い替える
100円ライターがつかない場合の対処法・復活方法4つ目は新品に買い替える方法です。
使い捨ての100円ライターは修理やガスの補充を想定した設計ではないため、どうしても火がつかない場合は分解せずに新品に買い替えることをおすすめします。
時間を掛けて修理してもすぐに火がつかなくなることも考えられるので、新品を買うほうがストレスも少なくて済むでしょう。
ターボライターがつかない場合の対処法・復活方法をご紹介

100円ライターの場合はいくつかの方法を試してみて、復活しないようであれば新品に買い替えることをおすすめしました。
しかし、ターボライターは安いモノから高額なモノまで幅広く対処法もさまざまなので、原因をしっかりを見定めることが重要になります。
続いてはターボライターがつかない場合の対処法や復活方法をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
- ガスを補充する
- 修理に出す
- 新品に買い替える
ターボライターがつかない場合の対処法・復活方法:ガスを補充する
ターボライターがつかない場合の対処法・復活方法1つ目はガスを補充する方法です。
灯台下暗しで、実は故障ではなくガスが入っていないだけというケースも珍しくないので、まずはガスの残量を確認してガス欠している場合はガスを補充しましょう。
ガスを補充した直後は本体の温度が低下して火がつかない可能性があるため、しばらく置いておくか握って温めるなどの対処法を試してみてください。
ターボライターがつかない場合の対処法・復活方法:修理に出す
ターボライターがつかない場合の対処法・復活方法2つ目は修理に出すことです。
ガスを補充したにも関わらず火がつかない場合はライターが故障している可能性がありますが、ガスで火傷したり最悪火事になるケースもあるので、絶対に自分で修理しないでください。
お気に入りのターボライターがつかない場合は、修理に出してプロに直してもらうのが最も安全かつ確実に着火できる方法と言えます。
ターボライターがつかない場合の対処法・復活方法:新品に買い替える
ターボライターがつかない場合の対処法・復活方法3つ目は新品に買い替えることです。
先ほどはターボライターの火がつかない場合に専門家に修理を依頼することをおすすめしましたが、場合によっては修理費用が想定よりも高額になることが考えられます。
よほどお気に入りのターボライターでも無い限り、修理するよりも思い切って新しいターボライターを購入するほうが安くなるかもしれないので、修理の見積もり金額と比較してみると良いでしょう。
オイルライターがつかない場合の対処法・復活方法をご紹介

オイルライターは燃料を補充しながら長く使うことを前提として買う人が多いので、できれば本体を買い換えずにもう一度着火できる状態に戻したいところです。
簡単に捨てたり新品に買い替えたりしにくいからこそ、オイルライターは日々のメンテナンスや適切な対処が重要です。
次にZIPPOなどのオイルライターがつかない場合の対処法・復活方法を解説していきます。
- オイルを補充する
- 劣化したウィック(芯)を切り取る
- フリント(発火石)を交換する
オイルライターがつかない場合の対処法・復活方法:オイルを補充する
オイルライターがつかない場合の対処法・復活方法1つ目はオイルを補充する方法です。
使用しているオイルライターに適したオイルを準備して適量を補充することによって着火しやすくなります。
平らな場所でないと注入口からオイルが上手く入らないので、テーブルの上などの安定した場所で作業する方がスムーズに補充できるでしょう。
オイルライターがつかない場合の対処法・復活方法:劣化したウィック(芯)を切り取る
オイルライターがつかない場合の対処法・復活方法2つ目は劣化したウィック(芯)を切り取る方法です。
ガスを補充しても火がつかない場合はウィック(芯)に問題が生じている可能性があるので、黒く煤けている部分をハサミなどで切り取るようにしましょう。
ウィックは何度か切っても問題ないよう長めになっていることが多いですが、切りすぎるとオイルを十分に吸い上げられず火がつかない状態になるので、短くなった場合はウィックを丸ごと取り替えます。
オイルライターがつかない場合の対処法・復活方法:フリント(発火石)を交換する
オイルライターがつかない場合の対処法・復活方法3つ目はフリント(発火石)を交換する方法です。
フリント(発火石)は消耗しやすい部品なので定期的に交換が必要になりますが、具体的には指で押しても回らなくなった時が交換のタイミングとなります。
新品時に5mm程度のフリントが2mmぐらいにすり減った時や、毎日オイルライターを使う方であれば1ヶ月ごとの交換が目安なので、長く安全に使うためにも定期的なメンテナンスを心がけましょう。
火がつかないライターや使い切ったライターの捨て方を種類別に解説

修理しても復活しなかったライターや使い切ったライターを、どうやって捨てれば良いのかよく分からない方も多いのではないでしょうか。
ライターはガスやオイルなどの燃料が残っていると火事の原因にもなるため、必ず正しい方法で捨てる必要があります。
最後に、100円ライター・ターボライター・オイルライターの捨て方をご紹介するので、お困りの方はぜひ参考にしてみてください。
- 100円ライター
- ターボライター
- オイルライター
火がつかない・使い切ったライターの捨て方:100円ライター
100円ライターを捨てる際には必ずガス抜きを行う必要があるので、着火レバーを押し続けてガスが出る音がなくなるまで放置する必要があります。
着火レバーを押した状態を維持するために、輪ゴムかガムテープで固定して半日~1日ほど放置して完全に中身が空になるようにしてください。
ガス抜きを完了させたら、空になった100円ライターは各自治体の処理方法に従って不燃ごみ・危険ごみ・資源ごみとして出すことで処分できます。
火がつかない・使い切ったライターの捨て方:ターボライター
ターボライターを捨てる場合も100円ライターと同様にガス抜きをする必要があるため、爪楊枝や針金などの細い道具を準備してください。
準備した針金や爪楊枝でターボライターのガス注入口を押すことで、シューという音と共に残留ガスが抜けていくので、音がしなくなるまで押し続けます。
ガスが抜ける音がしなくなったら、100円ライターと同じように各自治体の分別方法を守って捨てるようにしましょう。
火がつかない・使い切ったライターの捨て方:オイルライター
オイルライターは100円ライターやターボライターと異なり、ウィックや綿にもオイルが染み込んでいるため火がつかない状態にして捨てる必要があります。
オイルライターに使用されるオイルは揮発性が高いため、インサイドユニットを本体から抜き取って外気に触れさせてオイルを蒸発させてください。
ある程度放置した後に火がつかないことが確認できれば安全に捨てられるので、100円ライターやターボライターと同じように各自治体のやり方に従ってゴミとして処理しましょう。
ライターがつかない原因・対処法・復活方法や不要なライターの捨て方まとめ
この記事ではライターがつかない原因や対処法・復活方法のほか、不要なライターの捨て方について解説しました。
ライターは気温の低さや風の影響など様々な要因で火がつかなくなるため、しっかりと原因を確認して適切に対処することが大切です。
ライターの種類によって対処方法も異なるので、ご自身が使っているライターに適した復活方法を安全な状況で試してみてください。
火がつかないライターや使い終えたライターは、しっかりとガス抜きをして火が出ない事を確認した後、お住まいの自治体の方針に従って正しい方法で捨てましょう!
