ヘルペスについて

ヘルペスは、ウイルスの感染による感染症です。

代表的なヘルペスには口唇ヘルペスと性器ヘルペスの2種類があり、これらは「単純ヘルペスウイルス」による感染症です。

ヘルペスウイルスは誰もが感染している身近なウイルスです。

昔はほとんどの人が1歳~4歳の間に感染し抗体を付けていましたが、近年衛生面の改善などが進んだため、大人になってから感染し重症化してしまう人もいます。

しかし、感染したすべての人に症状が出るとは限りません。

水ぼうそうや帯状疱疹もヘルペスの一種です。

【口唇ヘルペス】

口唇ヘルペスは、風邪やストレスで身体の抵抗力が弱まっていたりすると唇の周りにできる赤い水泡のことを言います。

単純ヘルペスウィルスの感染が原因で、日本人では60歳代以上の人がほとんど、20~30歳代の半数が感染していると言われています。

感染をしても症状が出ず、感染していること自体に気づかない人も多くいます。

症状

≪症状が出る≫
口唇ヘルペスの主な症状は、口の周りがピリピリ・チクチクし赤く腫れてきます。

≪~半日≫
プツプツとした水ぶくれのようなものができ、痒みや痛みを感じます。
このころからウィルスが増殖し始め、活発に活動し始めます。

≪~3日≫
口の周りに水ぶくれ(水泡)ができ、数日で破れてきます。
その際に、水ぶくれから液体が出てきます。
その液体を触ると手に菌がついてしまうので、絶対に触らないようにしてください。
触ってしまった場合、すぐに洗い流してください。

≪~2週間≫
水ぶくれがだんだんとかさぶたになっていき、だんだんと治ります。

感染経路

口唇ヘルペスの感染経路は主に接触感染です。

くしゃみ・咳・キスなどで唾液がに触れることで感染します。

オーラルセックスでも感染します。

また、口唇ヘルペスになっている人と同じコップやリップを使ったりした際にも接触するので感染します。

原因菌の単純ヘルペスウイルスは潜伏期間があるため、すぐに発症しなくても体が弱っているときに発症することもあります。

初めて感染した人は、頭痛や発熱の症状が出ることもあります。

治療方法

口唇ヘルペスは、患部をきれいに保つことが大切です。

そして、一般的には抗ウイルス薬による薬物療法で治療します。

抗ウイルス薬には外用薬・内服薬・点滴の3種類があり、症状によって使い分けます。

初期症状の段階で治療をすればするほど治りは早くなります。

再発を防止するためにも、規則正しい生活・栄養バランスのとれた食事を心がけストレスを溜めずきちんと睡眠をとって生活しましょう。

【性器ヘルペス】

性器ヘルペスは単純ヘルペスウィルスによって引き起こされるウイルス感染症です。

性器ヘルペスに感染しても60%の人が感染に気づきませんん。
その理由としては、ウイルスの数が少なかったりすでに免疫があったりします。

しかし、それでも何かのきっかけでウイルスが増殖し症状が出てしまう場合があるので注意してください。

投薬などの治療によって症状は治まっても、一度感染するとすべてのウィルスを消滅することはできずに再発を繰り返してしまいます。

性器ヘルペスの症状が少しでも現れたら、セックスを避けましょう。

症状

感染してから4~14日ほどで性器に赤いブツブツや水ぶくれ、皮膚のただれができます。

▲女性の場合
外陰・膣の入口・お尻に症状があらわれ、悪化すると子宮頸部にまで感染してしまいます。

▲男性の場合
亀頭・包皮・陰茎体部によく見られます

初めて感染した人の症状として、幹部が痛み発熱すろなどの症状があらわれます。

免疫ができるとそれ以降は症状は軽くなりますが、痛みやかゆみを感じる場合もあります。

潰瘍や水ぶくれ・ただれといった症状が出た場合、感染が重くウイルスの数も多いため感染する確率も高くなっていきます。

感染経路

主に、ヘルペスウィルスに感染している人との性行為やオーラルセックスでも感染します。

ウイルスの感染力が非常に強いため、バスルームのイスやタオル、トイレの便座で感染することもあります。

公共の入浴施設を利用する場合はイスを洗ってから使用し、公共トイレなどの場合はできるだけ除菌シートを使うようにしましょう。

また、長期間のストレスや疲労など精神的な面で発症してしまう人もいます。

治療方法

性器ヘルペスの原因菌「単純ヘルペスウイルス」を完全になくすことは現在の医学の進歩でもまだ不可能です。

なので、抗ウイルス薬を投与してウイルスの増殖を抑える治療を行うことで、ウイルスが細胞に感染することを防ぎます。

症状が軽い場合は、ヘルペス軟膏を患部に塗って治します。

しかし、重度の症状が出てしまった場合は入院して点滴治療を行う必要があることもあります。

また、再発を何度も繰り返してしまう場合、抗ウイルス薬を原則1年間服用し再発のリスクを弱める治療方法もあります。

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