
料理の【さしすせそ】の意味とは?入れる順番にも理由がある?
あなたは料理をする時「さしすせそ」を意識しますか?何となく聞いた事があるけど、何の略だろう…入れる順番とか理由・意味もあるの?今更誰にも聞けない、人前で恥をかかないようにあなたの疑問を解決します!これを知ればきっと人に自慢したくなるはず?
【意外と知らない?】料理の基本「さしすせそ」の順番と意味と理由。
順番って実はとっても大事?逆の順番で加えたら味は変わるのか?今回はあなたの疑問を解決します!
上手く調味料を使い分けてあなたも今日から料理上手の仲間入り!
料理の基本「さしすせそ」とは
さ…砂糖
し…塩
す…酢(そのまま)
せ…醤油
そ…味噌
「さしすせそ」の「そ」以外は各調味料の頭文字を取っているので、覚えやすいのではないでしょうか?
どれも料理には欠かせない調味料ばかり。
これは、入れる順番になっている事はご存知ですか?
どうして順番に意味や理由があるのか一つづつ解説していきます。
まずは調味料を理解しよう
それぞれの調味料の効果や特徴を知る事は料理をする上で取っても大事!
「さしすせそ」の順番にも様々な種類や意味や理由があるのでご紹介します。
「さしすせそ」の「さ」…砂糖の効果
砂糖には以下の様な効果や特徴があります。
・素材を柔らかくする
・砂糖は分子が大きいため食材の内部に浸透するのが遅い
・料理に甘みをつける
・食材の臭みを取る
・食材の酸化や腐敗を防ぐ
さらに砂糖は大きく分けて2種類あり伝統的な手法で作られた「含蜜糖(がんみつとう)」と近代的な手法で作られた「分蜜糖(ぶんみつとう)」があります。
砂糖の種類① 含蜜糖(がんみつとう)とは
特定の砂糖の意味ではなく、砂糖の製造法による種類の一つで砂糖を作る時に結晶と精密を分けずに結晶だけにしたものを言います。
代表的な含蜜糖(がんみつとう)は「黒砂糖」です。
含蜜糖(がんみつとう)の特徴は?
ミネラル成分は体内で作る事ができない栄養素と言われており、黒砂糖にはカリウムやミネラルが多く含まれている為、健康に良いと言われています。
疲労回復やむくみの解消にも効果があります。
家事や仕事の休憩に黒砂糖を一粒食べるのもいいかもしれませんね。
原料は主に「サトウキビ」で、サトウキビを作っている土地によってミネラルの含有量が違うので黒砂糖の味も変わります。
味わいにコクがあり優しい甘さが特徴です。
コクを出したい料理の時はおすすめですが、黒砂糖は独特の風味が強いので料理や素材によって上手に使い分けて下さいね。
砂糖の種類② 分蜜糖(ぶんみつとう)とは?
特定の砂糖の意味ではなく、砂糖の製造法による種類の一つで砂糖を作る時に結晶と精密を分けたものを言います。
代表的な分蜜糖(ぶんみつとう)は「グラニュー糖」や「上白糖」または「白砂糖」です。
料理でも一番使用されている砂糖ですね。
分蜜糖(ぶんみつとう)の特徴は?
「上白糖」は買い物に行くとスーパーでよく見かける方も多いのではないでしょうか?
一番料理で使用されており、しっとりしていて「ベタベタ」したイメージ。
「グラニュー糖」はサラサラした感じの砂糖で、喫茶店などでよくコーヒーや紅茶と共に出てきますね。
お菓子作りの時や料理にも広く使われています。
日本の食卓には欠かせない調味料の一つですね。
ちなみに理由はわからないですが、「上白糖」はほとんど日本のみでしか使用されていないそうです。
「さしすせそ」の「し」…塩の効果
塩には以下の様な効果があります。
・食材の余分な水分を取り旨みを凝縮する
・食材の内部に浸透するのが早い
・食材の臭み取る
・塩気を付け、食材の甘みを強める効果がある
スイカやトマトを食べる時に塩をかけるとより食材の甘みを強く感じるのも塩の効果のおかげです。
塩の種類は主に「食塩」と「天然塩(自然塩)」があります。
食塩と天然塩の違いとは?
「食塩」の成分の99.9%以上が塩化ナトリウム。
サラサラしているのが特徴で飲食店などに置かれているのはほとんどが食塩です。
「天然塩(自然塩)」は加工も添加も全く加えていないそのままの塩。
海水を天日干しや平釜で煮詰めて結晶化したものなので、しっとりしているのが特徴。
天然塩が人気の意味と理由は塩分の取りすぎは良くないと聞きますが、天然塩にはカルシウムや多数のミネラルを多く含んでいるため、最近では健康を考えて天然塩を選んで料理に使用する方が増えてきました。
「さしすせそ」の「す」…酢の効果
酢には以下の様な効果があります。
・酸味や風味を付ける
・食材の変色防止
・たんぱく質を柔らかくする
・脂っこさを和らげる
・アクを取る
・味を引き締める
・殺菌効果や防腐効果
酢にもたくさん種類がありますが代表的なものは「米酢」と「穀物酢」です。
「米酢」と「穀物酢」の違いは?
「米酢」は米のみを主原料とし作られたお酢で、米の甘みと旨み・風味が生きたお酢なので和食との相性が良いです。
原料が米なので、熱を加えない料理のマリネやサラダ、「すし飯」との相性が良いのも特徴です。
クエン酸がたくさん入っているため少し酸味が強いですが、高い疲労回復効果があります。
「穀物酢」は米・小麦・酒粕・コーンなどを原材料として作られており、他の種類に比べると比較的低価格なお酢です。
ご家庭でよく見かける酢の大手メーカー「ミツカン」のお酢なども穀物酢です。
クセがなくさっぱりしているため、煮物や炒めものなど過熱料理にも幅広く使用されています。
疲労回復や高血圧予防など健康効果が高い「酢」を上手く料理に取り入れたいですね。
「さしすせそ」の「せ」…醤油の効果
醤油には以下の様な効果があります。
・肉、魚の臭みを取る
・照りや焼き色を出す
・香りを付けたり旨味を深める
・殺菌効果
醤油には、適度な塩分やアルコール分、有機酸類、その他様々な成分が含まれており、大腸菌や食中毒菌を死滅させる効果があります。
刺身に醤油はが欠かせない理由がわかりましたね。
お弁当のおかずにも醤油を使った料理がおすすめです。
醤油の種類は大きく分けて5つありますが、一般的にご家庭でよく使用する「濃口醤油」と「薄口醤油」を紹介します。
スーパーなどの買い物時にどちらを選ぼうかいつも悩んでる方は是非参考にして下さい!
醤油の原料とは?
日本の食卓には欠かせない醤油!
あなたは醤油の原料はご存知でしょうか?
「大豆」だけだと思っている方も多いと思いますが、実は「小麦」「塩」も使われております。
この3つの原料を微生物(乳酸菌と麹菌と酵母)が分解発酵してくれることによって醤油は出来上がるんです!
「濃口醤油」と「薄口醤油」の使い分けで料理上手になろう
「濃口醤油」は…発酵・熟成の時間が長いため色が濃くなっているのが特徴です。
香りやコクもしっかりしているので、濃いめの味付けの煮物や焼き物のたれに向いています。
料理レシピなどに出てくる醤油は「濃口醤油」の事を言います。
「薄口醤油」は…実は塩分が高いと言う事はご存知でしょうか?
薄口と言うと濃口よりは「色が薄いから塩分も薄そう」と思い選ぶのは間違いです!
薄口醤油の色が薄い理由は塩分を加えることで、発酵・熟成の時間を短くしているためです。
そのため濃口醤油よりは少し塩分が高くなっています。
濃口醤油に比べると香りやコクは控えめですが、色が薄いため食材の色や味を活かす事が出来るのが特徴です。
また、吸い物やうどんのだしなどに最適です。
2種類の醤油の違いとそれぞれの持つ意味をお伝えしました。
これから選ぶ時には、どんな料理に使用するのか考えて、是非参考にしてみてください。
「さしすせそ」の「そ」…味噌の効果
味噌には以下の様な効果があります。
・コクを出す
・たんぱく質を柔らかくする
・臭みを取る
・全体をまろやかにする
日本人にとっては欠かせない調味料の一つですね。
味噌の原料は主に「大豆、米(麹)、塩、水」で作られます。
最近では自宅で簡単に味噌作りが出来るキットなども販売さてれいますね。
味噌の種類は原料で区別されるのではなく、色や味によっても分けられます。
味噌の種類について
味噌は出来上がりの色によって、「白味噌」、「淡色味噌」、「赤味噌」の3種類に分けられます。大豆など原料の種類、大豆を煮るか蒸すか、麹が多いか少ないか、発酵の途中でかき回すかどうかなど、さまざまな条件によって色が変わってきます。
また、発酵・熟成期間中に、「メイラード反応」という化学変化によって、味噌は赤色っぽく変化します。
メイラード反応とは、アミノ酸が糖と反応して褐色に変化することをいい、醸造期間が長くメイラード反応が進んだ味噌ほど、味噌の色が濃くなっていくそうです。
「白味噌」と「赤味噌」の味の違いは?
「白味噌」は…あっさりした味わいで素材の甘みを引き出す事もでき、関西では主流となっています。
「赤味噌」は…濃厚で香りとコクが強いのが特徴で煮込み料理など、味付けを強くして香りを引き立たせたい料理に使うのがオススメです。
白味噌と赤味噌の意味をお伝えしました。
料理によって選んで見てくださいね。
「さしすせそ」の順番には意味があった!
ここまで調味料の種類や効果について説明してきましたが、それぞれの特徴を理解して頂ければ「さしすせそ」の順番には意味や理由があると理解して頂けたのではないでしょうか?
砂糖は味が染み込みにくいから1番。
塩は水分を引き出す効果があり、食材に浸透するのが早いので2番。
酢は早目に入れてしまうと香りが飛んでしまい、最後に入れると酸味が強く残るため3番。
醤油、味噌は風味付けの役目があるので4番と5番。
理由がきちんとあり、順番は大切ですね!
ちなみにみりんを入れる順番は一番最後です。
料理には「さしすせそ」が大事な理由のまとめ
いかがだったでしょうか?
このように語り継がれるにはきちんとした意味や理由がありましたね。
料理上手になれる一番の近道は「調味料を入れる順番を守る」でした。
あなたも是非、「さしすせそ」の順番を試してみて下さい。
料理の腕が上がったねっと言われるかもしません。
最後に料理にはやっぱり「愛情」もお忘れなく♡
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